ホンダ・マレーシアは5日、新型のクロスオーバー多目的車(Crossover Utility Vehicle)の「BR-V」をマレーシア市場で発売しました。SUVとMPVを融合させた快適な居住空間を併せ持つ3列シート7人乗りモデルながら、手ごろな価格を実現させた。「BR-V」は、同社がASEAN域内向けに開発した世界戦略車で、エンジンは i-VTEC 1.5リッターを搭載した7人乗りモデルで、販売開始はインドネシア、タイ、インド、フィリッピンに続く5ヵ国目となる。この「BR-V」はノックダウン(CKD)生産モデルとしてホンダ・マレーシアのマラッカ工場で生産される。販売価格は消費税及び保険料込みで、8万5800~9万2800リンギット(約220万~238万円)となっており、他社メーカーの7人乗りモデルと比較して価格訴求力は高い。ASEAN域内の世界戦略車だけに安全性も高く、ASEAN・NCAPでのテストで、最高評価の5つ星を得ている。月間販売目標は800台だが、同様の車種が無いためかなりの販売ポテンシャルは有ると思われます。実際インドでは発売開始からの1ヶ月半で、受注が1万台を超えたヒットモデルに成長している。3列7人乗りということで、全長:4.45m、全幅:1.73m、全高:1.66mと「HR-V(ヴェゼル)」比で全幅以外が大きくなっている。日本での発売は現時点で未定となっているが、トヨタのC-HR発売開始で、場合によっては有るのかもしれない。