トランプ新大統領決定以降、対円も含めドル高に推移しております。特に新興国通貨の対ドル安は、メキシコペソを筆頭に通貨安となっております。新興国通貨安への危惧は、大統領選挙前にレポートし、レポート通りの状況に陥っております。今後さらに長期金利がスティープ化していけば、新興国や発展途上国から資金が流出し続け、それぞれの国や中央銀行は、厳しい状況に陥る可能性が有ると思いますので、要注意です。新興国の雄である中国では、以前レポートしたリーマンショック以降固定していた為替水準、1ドル6.82-6.83元を超えてきたのが気になるところとなっています。主要空港で現金の持ち出しを厳しく規制しておりますが、別のルートを使い海外への資産移譲は足元で加速しているということです。