トヨタ自動車は、マレーシアに乗用車専用の新工場を建設し、2019年初頭に稼働させると発表しました。1968年に立ち会上げた既存の工場で乗用車及び商用車を生産しているが、2019年までに乗用車生産をクアラルンプール近郊の同国最大の貿易港を擁するセランゴール州クラン市の新工場へ移管する。新工場は伸縮自在なラインやコンパクトな塗装ブースを導入、いずれもメキシコ工場や中国の新ラインと同様の生産技術を踏襲し、当初の年生産能力は5万台を見込んでいる。マレーシア現地法人UMWトヨタ・モーターは合弁企業で、UMWホールディングスが51%、トヨタ自動車が39%、豊田通商が10%、今回の生産再編は、生産子会社のアッセンブリー・サービシーズを通して実施する。来るASEAN域内の自由貿易加速化に向けて、自動車メーカー各社ASEAN域内での現地生産化を加速させている。近い将来、本邦からASEAN域内へ輸出される車輌に大きな変化を及ぼしそうな感じだ。
(一部日刊自動車新聞より)