マレーシア自動車協会(MAA)は20日、今年通年の新車販売見通しを年初の65万台から58万台へ引き下げたと明らかにしました。生活コストの上昇で消費マインドが上がらず、前年度実績からは13%減とのこと。60万台を下回れば、2010年以前の水準にまで落ち込むことになり、中央銀行の更なる利下げを期待している。マイナス要因としてMAAは、世界銀行が世界の経済成長率を2.9%から2.4%に下方修正、マレーシア中央銀行が今年の成長率を下方修正、生活コストの上昇に加えて、リンギット安や労働市場の悪化、自動車ローンの申請条件の厳格化、などを指摘した。昨年からの原油安は、マレーシア経済にも少しづつ影響を及ぼし始めている。
(一部日刊自動車新聞より)