トヨタ自動車は次期プリウスの販売を来年4月頃を予定しておりましたが、ホンダの本格的なハイブリッド販売を視野に厳格な開発目標を達成すべく、販売時期を来年秋~冬に延期する見通しとの事。いつも時代の先端を走っていたハイブリッド・プリウスですが、次期4代目ではJC08モードで40km/Liter以上を狙うため軽量化、内燃機関の最適化、電池の構造改革を主に圧倒的な実力を見せつけたいところでしょう。今後増加する軽自動車に対抗すべく、高燃費・静粛性・快適性、そしてなんと言っても中古自動車のリセールバリューの高さを武器に、次期プリウスの躍進は止まらないと。
ただ今年7~9月期のGDPの動向を鑑みて2015年10月の消費税10%を決定するという事で、消費税が10%になれば今年のように反動減が顕著になりますから、その場合は前倒しをして来年夏前に販売を開始する公算も高いでしょう。消費税10%は、6月以降の成長戦略、公共工事、GPIFのポートフォリオ改革による株価対策など、何でも有りの政策を政府が打ってきた場合、GDPの底上げにかなり寄与しますから消費税10%は覚悟しなければならないかもしれません。