き返しをスズキ自動車は15日、マレーシア国民車メーカーであるプロトン・ホールディングスと、同国における協業と技術援助で契約しました。来夏を目途に小型乗用車のCKD(ノックダウン生産)提供を開始、プロトンブランドで販売する。これに伴い、スズキブランドでの販売を終了させ、部品・製品供給に集中する戦略へシフトすることに。プロトンは1983年に政府の肝いりで設立された自動車メーカーで、当時は三菱自動車からの出資や技術提携により一時は6割のシェアを占有。その後1993年にダイハツ工業等が出資する第二の自動車メーカー「プロドゥア」の台頭やアジア通貨危機、ITバブル崩壊、リーマンショックを経て、昨年のシェアは5年連続過去最高とはいえ、17.4%と「プロドゥア」とは12%の差で後塵を拝している。20151月~4月までの同国主力市場Aセグメントでプロドゥア、ホンダ、トヨタを下回る4位に低迷しており、今回小型車に強みを持つスズキと提携することで巻図る。
(一部日刊自動車新聞)