ウクライナ情勢で、ロシアが事実上の侵攻を開始したとの報道を受け、欧米の間で益々緊張が走っております。オバマ大統領は欧州と共同で追加制裁を示唆しており、今後の動向が心配です。この流れを受けてロシアの株式市場は3%強の大幅下落、通貨ルーブルも市場最安値圏で推移しております。この地政学的リスクが更なる悪化を辿れば、ルーブルの更なる下落はもちろん、ロシアからの輸出産物である、原油、天然ガス、小麦、白金属の値上がりは必死と思われます。今年始め当サイトでお伝えした通り、新冷戦の時代が幕を開けたと見るべきでしょう。平和ボケした日本が、厳しい選択を迫られる日が来ないことを祈るばかりです。またプーチン大統領の来日に向けて、欧米VS露の間(はざま)で難しい局面を迎える可能性が有りそうです。
ロシア向け中古車輸出に関して今年始めから警鐘をならしている通り、時勢が時勢だけに安全なビジネスをお勧め致します。代金回収不能に陥っている輸出業者も数社聞いておりますので、セールスコントラクトの見直しを図る必要性が有るかもしれません。