日米欧VSロシアの経済制裁合戦が続いておりますが、ロシアは前回の農産物の輸入禁止に続き自動車完成品の禁止を検討しているとのことです。この制裁に中古自動車が組み込まれるかまでの情報は入っておりませんが、日欧メーカー、中古車輸出業者を始めとした自動車産業全体にとって大きなニュースとなるかもしれません。ドイツメーカーにとって中国やロシアはドル箱市場で、その一つを失うことになれば大きな痛手となるでしょうし、本邦メーカーもロシア現地生産や新車輸出において、今後の動静次第では厳しい状況になる可能性も否めません。
また中古自動車輸出先国で常にベスト3の常連であるロシアですが、こちらも経済制裁の内容やルーブル通貨の下落とロシアに輸出している企業にとって、心配の種は増えるばかりでしょう。これから冬に掛けて、ロシアが仕掛けてくるかもしれもしれませんので、動向は注視すべきでしょう。