ロシア国内の混乱が収まりません。経済制裁の影響により通貨ルーブルが下落、通貨安を囃してロシアに旅行にいった旅行者が悲惨な状況に陥っているとの事です。元々ロシアの旅行会社は本邦の旅行業界と違い、評判が悪かったのですが(旧社会主義のためホスピタリティという概念が無い)、経済制裁の影響によるルーブル安と、渡航の自粛要請で現地旅行会社が連鎖倒産しているそうです。にもかかわらず現地に赴いた旅行者約15,000人が、現地旅行会社に代金を支払ったにもかかわらず、倒産のため音信不通になり、ホテルや航空機のブッキングは強制キャンセルされ、現地で足止めされているそうです。このような事態を招いたことで、今後ロシアの渡航者はさらに激減するでしょうし、外貨を稼ぐ手段のツールを一つ失うことになるでしょう。さはさりながら原油・天然ガス・白金属の資源大国、今後の日・米・欧対中・ロ・南北韓・南米で様々な対立が表面すると思われ、動静に注視すべきでしょう。
ロシアは本邦からの中古車輸出で常にベスト3に入っていた仕向け地だけに、今後の情勢次第では輸出の動向も激変するかもしれません。