ワールドカップ・オリンピック開催地で、中国の景気浮揚策の恩恵を最大限に受けたブラジル、原油高やレアメタル高の恩恵を受けてきたロシア、それぞれの市場に変調を来してきております。ブラジルは資源安、通貨安の影響をもろに受け、国内でインフレ率が高まり、政治経済が混迷の極みとなっています。ロシアもウクライナ侵攻による経済制裁の影響に拍車を掛ける資源安の影響を受け、国内経済がインフレも相まってガタガタになっております。中古自動車輸出はもちろん、新車自動車販売も非現地生産メーカーは、苦戦を強いられております。今回の中国の通貨切り下げの暴挙によって、しばらく原油安資源安は続くと思われ、両国にとっては、厳しい綱渡りが数年に渡り続きそうです。

ロシアにおける日系メーカー各社の販売状況(除く中古自動車)

トヨタ自動車:183,000台(+6.4%)

1位:RAV4 2位:カムリ 3位:カローラ

日産自動車:182,000台(+17.4)

1位:アルメーラ(シルフィ) 2位:キャシュカイ(デュアリス) 3位:Xトレイル

三菱自動車:80,134台(+1.8%)

1位:アウトランダー 2位:ASX(RVR) 3位:パジェロスポーツ

マツダ自動車:50,716台(+17.5%)

1位:CX-5 2位:マツダ3(アクセラ) 3位:マツダ6(アテンザ)

ホンダ技研工業:21,761台(‐15.5%)

1位:CR-V 2位:アコード 3位:パイロット(MD-X?)

スズキ自動車:20,717台(‐27.7%)

1位:エスキュード 2位:S-CROSS 3位:SX4

富士重工業:17,747台(+4.4%)

1位:フォレスター 2位:XV 3位:アウトバック(旧ランカスター)

いすゞ自動車:2,746台(+57.2%)

1位:Nシリーズ(エルフ) 2位:Fシリーズ(フォワード) 3位:C&Eシリーズ(ギガ)

日野自動車:2,665台(+20.6%)

1位:300シリーズ 2位:500シリーズ 3位:700シリーズ

三菱ふそう:890(-48.5%)

1位:キャンター