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2019年の中古車輸出先国のトップ10の順位は、1位:U.A.E. (171,505台)、2位:ロシア (122,597台)、3位:ニュージーランド (111,806台)、4位:チリ (80,650台)、5位:ケニア (78,454台)、6位:ミャンマー (60,269台)、7位:モンゴル (60,132台)、8位:タンザニア (55,882台)、9位:南アフリカ (51,992台)、10位:フィリピン (39,435台) となった。2018年との比較では、ロシアがニュージーランドを抜き2位に浮上、ケニアが6位から5位へ、ミャンマーが8位から6位へ、モンゴルが9位から7位へ順位を上げた。フィリピンはトップ10件圏外の12位から10位へと浮上した。2019年の日本からの中古車輸出台数の合計は1,295,885台で2018年との比較では-2.32%の減少となった。
大きな動きのあるところを見ていくと、南アフリカが前年対比-41.92%で5位から9位へと大幅に順位を落としているのが目に付く。南アフリカは2016年の48,100台から2017年に71,625台、2018年に89,557台と順調に輸出台数を伸ばしてきていたが、2019年は減少に転じて2016年の水準まで輸出台数が戻ってしまったようだ。南アフリカは中古車の輸入を原則禁止としているため、南アフリカ向けに輸出された車両は保税ヤードで保管後、近隣諸国へ再輸出されることになるのだが、その近隣諸国への輸出台数を見てみると、スワジランド (+36.14%)、レソト (+13.98%)、ボツワナ (+32.89%)、マラウィ (+14.02%) 、コンゴ民主共和国 (+86.47%)と南アフリカとは対照的に輸出台数が伸びている。
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