古河電気工業系の古河ASは、自動車用鉛バッテリーの状態をモニターする、バッテリー・ステート・センサー(BSS)の販売を、2020年までに年間600万個に拡大すると発表。(2013年度実績90万個の7倍近い規模)近年の自動車製造において、電装系の増加によるバッテリーの負荷が高まっている事を背景に、世界各国の受注を狙い世界シェア20~25%を目指す。BSSはバッテリーの放電状態や劣化状態を検知し、最適な充放電の制御を補助するデバイス。余剰発電を抑制することで、バッテリーの長寿命化や燃費改善による二酸化炭素削減を図ることが出来るとのこと。また通常の内燃機関以外にも電気自動車やハイブリッド車にも対応し、今まで以上に常態化するアイドリングストップ時に、補機バッテリーの寿命を伸ばす懸案事項を改善出来、それ以外にもロードサービスの普及が追いついていない新興国向けにも需要が高いそうです。古河ASは非上場ですが、自動車用ハーネスやコネクター関連は今後も益々伸びるポテンシャルを持っていると思われます。(一部日刊自動車新聞)