ダイハツ工業は、先日15年ぶりに前面改良した軽トラック「ハイゼット・トラック」から使用している、防錆鋼板仕様を今後開発される軽自動車に順次採用します。防錆鋼板は鋼板上に施した亜鉛メッキによる擬似的な錆によって、外部からの浸食への耐久性を高め、塗装が傷ついてもそれ以上の浸食を妨げ、鋼板自体の腐食を抑制することが可能に。地方部、特に冬場に融雪材として使用する塩化カリウムを利用する地域ユーザーにとって、ボディーの腐食は長年の懸案事項でした。特にドア下部やリアハッチ等の融雪財をもろにくらうエリアは、数年で錆が浮いてくるのも多く、特に軽自動車は顕著でした。今後防錆鋼板を使用しているかどうかで、積雪地帯での販売成果に大きく寄与することでしょう。(一部日刊自動車新聞)