マツダ自動車は、世界的に受注が好調で供給がひっ迫している新型「CX-5」において、山口県の防府工場での生産を当初計画より前倒しして対応する。2月に発売された新型「CX-5」は、2月以降順次各国に投入しましたが、世界的に拡がりを見せているSUV人気により、販売計画の5%超と注文に生産が追いつかない状況が続き、バックオーダーは3万台超に達している。このため現在の本社工場でフル生産をしているが間に合わず、当初11月から生産開始を予定していた防府工場での生産前倒しを決定した。これによりバックオーダーの解消と更なる販売拡大を目指してくいく。同社は現在、本社工場で6車種混流生産というフレキシブル生産方式を採用、加えて国内外の複数工場で生産車種の相互補完が出来る「スイング生産」も導入しており、SUV人気に呼応させて昨年12月からは防府工場で「CX-3」の生産も開始するなど、オンデマンドに適した柔軟な生産体制と稼働の適正化の両立を目指しており、今回もその流れを受けての決定とのこと。