2015年1~11月までの完成中古自動車輸出は115万4643台と、大台の120万台は確実だが、8月以降の大幅な為替変動により9月から輸出台数が軟調に推移している。昨年の輸出台数で大きく足を引っ張ったのが、何度もレポートしているロシアとキルギスだ。ロシアは経済制裁による為替下落、原油安、インフレと依然厳しく、キルギスは新たな法律改訂による右ハンドル禁止による影響で、2014年に4万4621台有った輸出台数が前年比99.6%減の187台と以前のカザフスタンを思い出させる程の減少ぶりだ代わりに好調だったスリランカ、シンガポール、アフリカ諸国が牽引しました。ただ今年に関しては、為替の円高トレンドが底を付くまで現地在庫販売やクレジット取り引き等は控えた方が良いと思われます。昨年は2007年の匂いがし、今年は2008年の匂いが致します。