フランス・ルノー社が、モスクワ工場での生産を一時停止する模様と、SKRINが伝えました。経済制裁の影響下でロシア市場が停滞し、傘下のアフトバスへの生産委託が背景にあるとみられます。ルノーは昨年、ロシアでの販売台数が19万4531台と7%減少、今年1月は8809台と前年比32%も減少となりました。モスクワ工場の生産能力は18万8千台ですが、昨年の生産実績は15万700台に留まり、景気や天候も加味して一時停止としました。同工場では、クロスオーバーSUV「ダスター」、低価格セダン「ロガン」、小型ハッチバック「サンデロ」の他、日産クロスオーバーSUV「テラノ」を組み立てていた。ムッシュ・カルロス・ゴーンは、ロシアの自動車市場が今年2割縮小、このまま行けば向こう数年で、1/3が消えるとの見解を示している。本邦自動車メーカーでも、ロシア生産をしている企業の動向も気になるところです。

(一部日刊自動車新聞)