スイスフランが一気に30%も通貨高に陥るという、まさにリーマンショック直後の円高を彷彿とさせる事象が発生した影響で、FX取り引きやスイスフラン建てローンが大混乱となっております。為替介入をしていた影響で、安定的通貨だったスイスフランを利用した住宅ローンが東欧諸国を中心に人気だった訳けですが、今回の晴天の霹靂とも言える30%の通貨高の影響で、一晩で返済額が30%以上も増えるというまさに悪夢の様相を呈しています。FX取り引きに関して、強制決済はもちろん、顧客が損失を払えずFX業者がその煽りで連鎖倒産に陥るケースも見受けられ、今回の大混乱の影響は長引くかもしれません。またこの一連の動きを受けて、各国の中央銀行の見方も180度変わる可能性も有りそうです。