中国とロシアは13日、有事の際に自国通貨を相互に融通し合う「通貨スワップ協定」を締結致しました。期間は3年、金額は円換算で2兆6000億円ということで、欧米の経済制裁に対して保険を掛ける形となりました。さらに通貨スワップ以外にも、金融、エネルギー、技術分野に渡る40の項目の協定も同時に締結致しました。ロシアは欧米の経済制裁の影響による資金枯渇を防ぐ意味合いでも、米ドルとリンクしている香港ドルを掌握している中国と組むのはまさに得策ということでしょう。中国も中国元の利用地域が広がれば、今後の東側の基軸通貨構想に拍車が掛かり、同国にとっても渡りに船となるでしょう。