三菱ふそうトラック・バスは18日、ダイムラーインド工場で生産する車輌総重量25トンの「FJ」トラックをインドネシア市場に投入すると発表しました。同社にとってインドネシアは、販売全体の45%を占める最も多い市場で、今後需要の伸びが見込まれる25トンクラスを拡充し、中・大型セグメントでトップシェアの日野自動車を追撃する構え。2013年の同国の販売台数は6万4137台で、4.4~8.2トンクラスでは市場シェア50%以上を占めるトップブランド、そこで日野自動車の後塵を拝している中・大型セグメントでもトップシェアを狙うため、今回の市場投入となりました。今回同国市場向けにアレンジした最高出力280PSの「FJシリーズ」の他、大型トラクター「FZシリーズ」、小型トラックの「FIシリーズ」の投入も検討しており、新興国での商用車需要はまだまだ裾野が広そうです。
(一部日刊自動車新聞)