庶民の足である軽自動車ほどの落ち込みでは有りませんが、新車乗用車販売も前年同期比でマイナス9.1%の大幅減となりました。車種別は後日レポート致しますが、特に小型乗用車の落ち込みが著しくなってきているのが目立ちます。ただ乗用車は業者間の取引きの活況化で、通常では軽自動車並みの大幅減をカバーしている側面も有り、今後もスリランカ、バングラデシュの国々のレギュレーション変更や税制改正が無ければ、しばらくは順調に補填するものと思われます。
逆に貨物、特に普通貨物車に至っては、前年同月比でプラスで推移しており、建設特需、インフラ特需の恩恵を色濃く受ける形となっております。油代や高速道路割引きの縮小・廃止によって、経費削減の観点から燃費の良いハイブリッドを含む新型貨物車に乗り換えるケースも多く、今後もしばらく建設関連等の旧バブルセクター業界の特需は続くと思われます。