101円~103円での完全なボックス相場の米ドルとは対称に、アベノミクス相場が始まった2012年12月からNZドル買いの証拠金取引(FX取引)が活況となっております。リーマンショック以後のNZドル相場と比較にならないほど、取引きポジションの積み上げが拡大しております。為替レートもリーマンショック前の高水準に近づき掛けており、その影響でNZマーケットが活況となっています。これから数ヶ月、NZマーケットはクリスマス商戦用の仕入れを増加させるため、良質な中古自動車相場の上昇に誘発する可能性も有ると思われます。
ただこれだけ証拠金取引が積み上がると、大きな経済危機が来た場合の反動は自ずと甚大なものになると思われ、そういう意味でも世界のマーケットを注視し続ける必要が有るでしょう。市場に溢れかえった緩和マネーが、穀物を求めて縦横無尽に行き交うバッタのように、利益を出せるものに一気呵成に群がっており、ゆり戻しが来た時の反動は2008年の比では無いと思われます。