日本ガイシは10日、来年秋までにディーゼルエンジン車向け窒素酸化物(NOx)の生産能力を、現状に比べ約4割増の年1000万本に引き上げると発表。先進国での排ガス規制強化に合わせて世界的に需要が拡大するのを見越し、約30億円を投じて生産能力の増強を行う。同社のNOxセンサーは、排出ガスに含まれるNOx濃度をppm(1000万分の1)単位で計測出来、エンジンや排出ガス浄化システムを最適制御するために必要な検知部品となる。
今年9月に欧州で「ユーロ6」が施行されるなど、主要先進国で排出ガスの規制を強化しておりNOxセンサー搭載本数も増加中です。また今回の増強ですが、小牧事業所、NGKセラミックディバイス、ポーランド工場のとなっており、トラック用のみならず今後も継続して増加が見込まれる、乗用車のディーゼルエンジン用にも照準を合わせている。(一部日刊自動車新聞より)