長期金利が再び低下(価格高騰)してきました。昨年5月に金利が高騰(価格下落)してから、だんだんと金利が低下しておりましたが、9日には0.54%と15カ月ぶりの低水準まで低下してきました。日銀が毎月7兆円近く買い入れをする中、低金利でも国債に資金を向けざるを得ない邦銀の購入で、品薄感も相まって価格が上昇(金利低下)を招いている。(日本経済新聞より)
一方預金から貸出しを差し引いた「余剰資金」は194兆円と、過去最高にまで達している。大手銀行は貸出し需要が無いと言っているが、中小零細企業に関しては、いまだ資金の安定的な提供を受けられない企業も多く、銀行と中小零細企業のミスマッチや大手企業のみ相手にする体質が目立つ。特に中古自動車輸出に際しての、消費税立て替えが実質3%、来年からは5%増加する可能性も有り、資金需要はひっ迫している。同業他社のヒアリングでも、黒字決算が見込まれていても融資を断られたりと、ここは国を挙げてのバックアップが肝要かと思われます。タンス預金や無駄に普通預金にお金を置いておくのをけしからんと発言するのでしたら、無駄に日銀の当座預金に預託している邦銀の姿勢はどうなのか?もっと中小零細企業で頑張っている人達に、資金を融通してもらいたいものである。