日産・ルノーアライアンスとダイムラー社は27日、次世代コンパクトカーをメキシコ・アグアスカリエンテスで共同生産をすると発表。新工場建設に必要な約10億ユーロを分担出資し、2017年からインフィニティブランド、2018年からメルセデス・ベンツブランドの生産を開始、主に北中米向けでの販売を狙う。
以前レポートでメキシコ生産の件を書きましたが、今後もFTAを盾に各メーカーメキシコでの生産体制を拡充させると思われ、自動車生産体制や輸出体制は各リージョンごとの生産区分けが一層明確化すると思います。数年間の超円高において、何の対策も打たなかった(為替介入は対策では無い)前政権下で、海外に生産体制の重きをおいてしまったメーカーは、ちょっとやそっと為替が円安になったからといって本邦に還流しないし、出来ないでしょう。