トヨタ自動車は25日、今年中にトヨタ店・トヨペット店にて燃料電池車(FCV)セダンの販売を開始すると発表。当面は水素ステーションの普及している、普及が見込まれている都市部が中心で、注目の価格帯は700万円前後の価格となる。補助金の金額はまだ公表されていないが、仮に電気自動車と同等だと車輌価格は600万円前後ということになり、高級車のベース車輌並み価格の設定となる。当該FCV車の欧米での販売も開始する予定だが、欧米の販売開始は2015年夏頃に予定しており、本邦マーケットで先行販売する。またトヨタ自動車は、燃料電池車に利用する水素を将来の有能なエネルギーと位置付け、燃料電池車の多角化はもちろん、商用バス、フォークリフト、家庭用と多目的な展開を図る予定。
全長:4.87m 全幅:1.81m 全高1.53m (FCVコンセプト)
ホイールベース:2.78m 乗車定員:4人
航続距離:700Km 水素充填時間:3分
氷点下始動性:―30℃~ CO2排出:ゼロ
非常時電源供給能力:EV車の4~5倍以上、家庭用電源として1週間以上
トヨタ自動車は、他社が電気自動車に傾注するなか、ハイブリッド車の改良、燃料電池車の完成、リチウム空気電池の開発に邁進して来ました。20年以上の歳月を掛けて世に送り出すトヨタの燃料電池車は、来たるべき新たな時代の幕明けとなることでしょう。