前回レポートした通りマツダは10日、小排気量クリーンディーゼル「スカイアクティブ-D」を開発したと発表。ディーゼルにしては低い圧縮比14.8を実現し、NOx後処理システム無しにも係わらず世界でもっとも厳しい排ガス規制「ユーロ6」に対応させました。この新開発小型1.5リッタークリーンディーゼルエンジンは、ハイブリッド車並みの燃費を実現し、さらに燃料はガソリンよりも安い軽油をするためコストパフォーマンス、リセールバリューはかなり高いと思われます。
マツダが2リッター以下のディーゼルエンジンを開発するのは30年ぶりで、デミオを皮切りにCX-3など中・小型車輌に踏襲させる。デミオ・ディーゼルはもちろん、CX-3のクリーンディーゼル搭載は相当インパクトが有り、今後ホンダ(すでにユーロ6対応の1.6リッターディーゼルを開発済み)を始め、他社も小型ディーゼル開発競争が激化する可能性も有るでしょう。
スカイアクティブエンジンや水素ロータリーの未来、メキシコ工場の稼働予定でマツダ自動車を推奨したのが2012年11月で株価100円ちょっと、それが半年で5倍に化けたマツダ自動車ですが、信用残の整理、この小型ディーゼルエンジンの業績、自社株買いなどが稼働すれば再び上値を追う展開になる可能性があるでしょう。