ロシアのプーチン大統領がロシア軍をウクライナ国境から撤収をさせたと報道、またウクライナ南東部の住民投票延期を呼び掛けた事を受け、ロシア株式市場、国債、外国為替市場で急上昇となりました。先月末のロシア株価指数RTS値が1100ポイントだったのに対し、本日はザラ場で1240ポイント、終値でも1227ポイントと上昇。しかしロシア国債10年物の利回りは、欧州PIIGSより高い9.14%と相変わらずの国債価格下落基調は続いております。

欧米各国の報道によると軍の撤収は未だ確認出来ておらず、ロシア側の観測気球か風説の流布とも報道されております。しばらく火種はくすぶると思われ場合によっては燎原之火のごとく延焼する可能性もゼロでは無いと言われております。

やはりロシア向け輸出に関しては、しばらくリスクオフで動かれるべきでしょう。