BMWが本邦で電気自動車i3の販売を開始、首都圏を中心としたユーザーへ拡販を狙います。電気自動車で約200km前後走行可能で、レンジエクステンダー付きをチョイスすると約300kmの走行が可能との事。レンジエクステンダー付きは、BMW2輪用の2気筒650ccエンジンが発電機を廻し航続距離を稼ぐ代物で、あくまでi3は電気自動車ということになります。リーフやi-MiEVとの圧倒的な違いは、やはりカーボンを多用した作りとなっているところで、今まで何度も配信しましたが、今後自動車業界はカーボン及びマグネシウム合金が主流になると思っております。ただカーボンファイバーは現段階で非常に高価で、付加価値の付いた電気自動車や高級車のみの流用に留まる公算が強いでしょう。因みにi3のカーボンファイバーは三菱レーヨン製となっており、CO2フリーを目指し成形や組み立てに関して自然エネルギー下での生産を実施しているこだわりは、さすが欧州メーカーといったところ。本邦では他にカーボンファイバーメーカーで、東レや帝人が有り、中でも航空機に採用されている東レが圧倒的だが、三菱レーヨン、帝人も今後の需要を見込み更なる開発やコスト削減に余念が有りません。電池関連・軽量化関連・自動運転化関連、昨年以降競争が激化しており、近未来型の車輌のお出ましが近くなっております。