前回日産のレポートを致しましたが、特に誤算だったのが電気自動車戦略で、2017年度までに世界販売台数を150万台まで増加させると発表したにも関わらず、現段階で6万台にも届いておりません。残り3年半で144万台も売れるとも思えず、戦略の見直しに迫られております。以前もレポートした通り、東日本大震災後一躍脚光を浴びた電気自動車ですが、世界戦略という意味ではまだまだ問題山積です。もちろん電気自動車に未来は有りますが、車輌価格、航続距離、インフラ整備、充電時間、などの問題点は大きく、何より充電方式で他国とすり合わせが出来ていないところを鑑みると、やはり時代の潮流はハイブリッドという事になりそうです。しかも本邦では、軽自動車が今後普通車並みに課税される事になれば、軽自動車を選択する意味も無くなり、軽自動車ユーザーの半数は廉価盤ハイブリッド車に移行する可能性が有りそうです。
(ブコビッチ)