12月3日の日経電子版で、積水化学工業が電気自動車に搭載するリチウムイオンバッテリーに関して、従来の3倍の電気を蓄えられる驚愕の新材料の開発に成功したとのニュースが入って参りました。これにより1回の充電でガソリン車を凌ぐ、フル充電時の航続可能距離を600キロにまで伸ばす事が可能になり、電気自動車関連業界に衝撃が走っております。さらに素晴らしいのは、搭載用電池の製造工程を簡素化する事にも成功し、従来の電池コストの6割強下げる事を目指すとの事です。今まで航続距離が200キロ前後という事が普及の妨げになっておりましたが、この積水化学工業の素晴らしい開発により電気自動車の未来が拡がる可能性が出て参りました。ただこの新型バッテリーが市場に出てくる頃には、既存の電気自動車が陳腐化する可能性も出てきそうです。
(ブコビッチ)