消費税増税に伴う自動車課税見直し案の骨子が昨日決まりました。現段階では、燃費や二酸化炭素排出量に応じて税金を賦課する、環境税的な意味合いという事です。重量税は15年度の燃費基準を20%上回る車の場合、1回目の車検は免税、2回目は50%免税、13年超の旧車に関しては数百円程度の増税という案。 自動車取得税は来年4月以降エコカーのみ減税となり、消費税が10%になる予定の2015年10月から廃止を予定。
自動車税・軽自動車税に関しては、環境税的な税制に移行を考えており、燃費基準を満たしCO2排出量が少ない車輌を優遇する環境税に、軽自動車に関しては現在の税金が安すぎるという、海外や地方から声に呼応する形で増税を目論んでおります。軽自動車の販売台数が加速度的に伸長しておりますので、自動車取得税と同額にまでなっている軽自動車税にその負担を見込む形で思案しております。 筆者の予想では、県税扱い月割り方式の15,000円か18,000円/年と見ており、TPP交渉、ユーロ圏とのFTA、消費税問題、この3件が重要な鍵を握ると思います。 上記はあくまで見直し案で決定事項では無く、業界団体を中心に反発が根強いのでしばらくは侃々諤々の議論が続くでしょう。
(ブコビッチ)