ブコビッチ経済通信第4号(登録された方への無料メール配信中)でもレポートさせて頂きましたが、ハイブリッド車の販売が消費税増税前の駆け込み需要とも多少相まって絶好調で御座います。

 特にホンダは、主力車種であるフィットハイブリッドが予想以上の反響で、個人のみならず法人、レンタカー、リースアップの引き合いで注文に生産が追い付かない状況になっているそうです。もちろん埼玉県・寄居工場の稼働率が悪いとも噂されておりますが、それを差し引いても絶好調の滑り出しといえそうです。ホンダ技研工業は販売絶好調の軽自動車に対抗すべく、今後新型ハイブリッドをその他の1,500cc前後の車種に順次投入する予定です。1,500cc~2,500ccのハイブリッド市場は来年以降、いよいよ戦国時代に突入しそうな雰囲気になって参りました。

 マツダ自動車も世界戦略車アクセラ(マツダ3)に投入を決定して以降、各ディーラーへの問い合わせや見積もり依頼が増加しているそうです。ただトヨタ自動車から技術ライセンスを享受しての販売になるため、コスト高感は否めず、そういう理由からも値引きに関しては、ガソリン車やディーゼルの方が大きくなっております。しかし本格的なハイブリッドカーをラインナップに揃えた影響はやはり大きく、今後は海外販売も含めて自動車ニュースにあがる事も多くなるでしょう。マツダ自動車にとってはアクセラ(マツダ3)は、世界販売で3割以上を叩き出すヒット車ですから、国内外要注目といったところでしょう。

 ハイブリッドの本家トヨタ自動車も今年は様々なハイブリッドカーをラインナップに揃えましたが、海外からの翻訳依頼の状況を鑑みますと2,000cc以下のハイブリッド車のリセールバリューは、アクアやプリウス並みになる可能性が非常に高いでしょう。また来年以降になると思いますが、新型ハリアーへのハイブリッド搭載が予定されていますので、今後多種多様のハイブリッドカーが御披露目される可能性がいよいよ高まって参りました。

(ブコビッチ)