3月から米国で本格化した新型コロナウイルスパンデミック、FRBは金融不安を払しょくするために、矢継ぎ早に6回もの金融緩和政策を取りました。緊急利下げ2回、CPのオペレーション、そして今回市場の混乱に歯止めを掛けるきっかけになった、MMFのバックファイナンス、投資適格級BBBの社債購入、そしてとどめは先週木曜日に、3月22日時点でBBBスコアの社債がその後に投資不適格級に落ちても、買い入れ対象にすると発表。これらの迅速かつ大胆な戦略により市場に安心感を与え、混乱した相場を落ち着かせることに成功しました。ただ先進国のVIX指数は落ちて来たとはいえ、まだ高水準に有るので完全に落ち着くのは、新型コロナウイルスの収束が見えて来てからになるでしょう。