今仙電機製作所は、車載用リチウムイオン電池の充放電を制御するバッテリーマネージメントシステム用ECUの生産を年内に広島工場で開始すると発表しました。同社はこれまで、ボディ系をメインにECUを生産しており、バッテリーマネージメント用ECUの量産は初めて。自動車の電子化が加速する中で、電装部品事業をシートアジャスターに次ぐ第二の柱に育成する方針。バッテリーマネージメント用ECUは、リチウムイオン二次電池のセル電圧や電流を監視しながら、充放電を最適に評価する役割を持ち、発火リスクのあるリチウムイオン二次電池を安全、かつ効率的に充放電するために必要となる。同社は既に手掛けているボディ系ECUや、DC/DCコンバーター等の電子ユニットのノウハウを生かしてバッテリー制御用ECUを開発し、初受注となった。
(日刊自動車新聞より)