トヨタ自動車は、これまで以上にハイブリッド(HV)車、電気自動車(EV)などの電動車の商品化を加速させ、2025年までにエンジン車のみの車種を世界中で全廃すると発表しました。これにより2025年から全ての車種を電動専用車輌もしくは電動グレード設定車に。EVに関しては2020年前半に世界中で10車種以上投入、中国市場を皮切りに、日本、インド、米国、欧州に順次、もしくは逐次投入していく。同社は先日の会見で、2030年までにZEV(ゼロエミッションヴィークル)のEV、FCV(フューエルセルヴィークル)の販売を100万台、HVとPHVの電動車販売を550万台に引き上げる目標を表明、EVに関してはマツダなどと9月に設立した基盤技術開発会社がプラットフォームを開発するのと同時に、EVに必要な車載電池の特性を決定。肝の二次電池に関しては、トヨタ・パナソニック連合が全固体型二次電池を中心に開発、マツダ、スバル、スズキなどの提携先だけでなく、求めてきた完成車メーカーへの供給にも応じる考えだ。欧州・中国・インドが牽引し、電動車へのシフトが加速度的に進んでいくものと思われる。
(一部日刊自動車新聞より)