マツダ自動車は、1989年に発売を開始した「NA型ロードスター」のレストアサービスの受付をウェブを通じて開始しました。合わせて来年1月から復刻した補修部品約150点の販売も開始する。レストアに掛かる費用はボディ補修や全塗装等の基本メニューで、価格は70~250万円程度となり、2ヵ月に1台のペースで作業を実施する予定。同サービスは板金や全塗装などボディ補修を基本メニューとし、オプションで内装の張替えや機関系の整備なども用意、全てのオプションを作業を含めると500万円程度となる見込み。サービス開始に合わせて補修部品の再供給も実施、オリジナル品と同じ構造のヴィニル生地の幌やブリヂストン製タイヤ、ナルディウッドステアリングなど約150点の補修部品を再販し、今後はすでに生産を終了した他の補修部品の再販も検討していく。レストアサービス開始にあたり事前説明会を実施したマツダだが、想定を上回る600人以上の参加申し込みが有ったため、1月にも広島と横浜それぞれで追加説明会を開催する。初代の「NA型ロードスター」は、1989年の発売以降、国内だけで約12万台を売り上げ、現在でも約2万3000台が保有されているほど人気が有る。さはさりながら経年劣化による雨漏りや内装の傷み、外装の色やけ、エアコン等々、補修作業を必要としている車輌が多いのも現実だ。昨今の世界中の旧車ブームで、一世を風靡した「ロードスター」が生まれ変わるということで、ロードスターオーナーのテンションはかなり高くなっているそうだ。
(一部日刊自動車新聞より)