国土交通省は8日、タカタ製エアバック用インフレーターのリコール(回収・無償修理)を済ませていない車輌について、来年5月からの車検(自動車検査)を通さないようにする通達を出しました。対象車輌は自動車メーカー9社の約130万台で、自動車登録検査業務電子情報処理システム(MOTAS)を使い車輌検査時に未改修車を自動判定する。認証工場などは、自動車メーカーが発行する「改善措置証」を念のため各運輸支局へ持参する必要があるとのこと。問題が発生して以降国土交通省は再三再四リコール改修の啓蒙活動をしてきたが、未だに130万台が未改修となっている。車輌検査ももちろんですが、中古自動車の輸入先において、タカタ製エアバック改修をしてからでないと、現地で登録が出来ないもしくは非常に困難になる国も有るのが現状です。現在当該国へ輸出向けにオークション等で購入する場合、応札前に調べた方が良いと思われます。また車検業務を行う業者の方々は、依頼時にリコール改修の有無を調べた方が宜しいでしょう。