ホンダ技研工業は、2014年3月に販売を終了した「インサイト」の後継モデルにあたる、新型のHV専用車を2018年に国内へ投入する。ホンダの販売店では、軽自動車やミニバンの保有台数が多くなっているが、依然セダンにも根強い需要が有る。HV専用車を投入することで、セダン顧客の需要を獲得し、国内販売の上乗せに結び付ける公算。投入予定の新型HVは、排気量1500㏄エンジンを搭載するも荷室スペースは500リットルの大容量を確保、使い勝手の良いセダンを開発する予定。同社は2代目インサイトを2009年2月に発売、当初は多くの受注を獲得したが、同年6月にトヨタ自動車が「30系プリウス」を発売した後は、燃費や走行性能の違いにより、大幅減となった経緯がある。同社は来年、国内市場向けに「CR-V」を再投入、ガソリンのみならずHV、PHEVも導入し、電動車の販売を拡大させていく方針だ。 近年ホンダのセダンはボディデザインが奇をてらっているというか、UGLYなイメージを持つユーザーも多い。新型車では未来を見据えた先鋭的なデザインを是非とも期待したいところだ。
(一部日刊自動車新聞より)