ダイキャスト部品メーカーのアーレスティは、中国でローカル自動車メーカーのNEV(新エネルギー車)向けを始め、エンジンブロック3件を新規受注しました。プラグインHV車(PHV)などに搭載される見通しで、2018年度に生産を開始する計画。中国での需要増強に対応させる見通しで、2018年度に生産を開始する計画。NEV規制により今後需要増加が見込まれる中国市場を睨み、2020年度までに中国工場の鋳造能力を現状から5割増強していく。また同時に同一ラインで複数種類のブロック加工を可能にするフレキシブル生産体制を整え、ラインごとの生産数量の変動を平準化して収益力を高めていく。同社の中国生産拠点合肥アーレスティはこれまで、日産、三菱、台湾系企業それぞれが中国現地メーカーと組んで完成車を生産する合弁会社3社にエンジンブロックを供給してきた。3社向けの部品受注が好調なのに加え、今回地場メーカーか受注を次々と獲得。このため今夏合肥工場棟増築に着手、建屋面積を1.9倍の4万6000m2と約2倍に拡張し、ダイキャストマシン1台と複数の加工ラインを増設する計画で、来年7月の完成予定となっている。
(日刊自動車新聞より)