トヨタ自動車は29日、先進運転支援システム「トヨタセーフティーセンス」を第2世代へ進化させ、2018年から順次各車種へ搭載すると発表しました。現行の「トヨタセーフティーセンス」は標準型の「P」と廉価版の「C」と設定、2015年から搭載を開始している。来年以降はさらに安全性を高め、重大事故防止に有効な機能を追加させた第2世代へ移行させると同時に、「P」、「C」の区分を廃止して一本化させていく。システム構成は現行の「P」と同じ「単眼カメラ+ミリ波レーダー」を用い、部品やソフトウェアの性能向上により、機能を高めている。この第2世代の「トヨタセーフティーセンス」は今後、トヨタブランド、レクサスブランドとも日米欧で数年以内にほぼ全車へ展開する計画となっており、他地域への導入も検討していく。第2世代の主な新機能は下記の通り。
PCS for pedestrian at night:時速10~80Km/hの範囲で歩行者を検知した場合、昼夜問わず自動ブレーキシステムが作動
PCS for against bicycle:時速10~80Km/hの範囲で自転車運転者を検知した場合、昼のみだが自動ブレーキシステムが作動
Lane Tracing Assist(LTA):レーダークルーズコントロール使用時に、車線内中央を走行出来るようにステアリング操作をアシストする
Road Sign Assist(RSA):カメラが道路標識を読み取り、インストルメントパネル内に表示、速度超過や追い越し禁止の警報を出す
Lane Departure Alert(LDA):既存機能に白線の無い道路端検出機能を追加
備考:PCS(Pre Crash Safety system)