世界の自動車メーカーやエネルギー企業など18社が加盟するハイドロジェン・カウンシル(水素協議会)は13日、2030年までに燃料電池車(FCV)の保有台数が1000万台~1500万台に達すると試算した調査報告書を公表しました。水素の大量導入により、2050年までに今の10倍、世界のエネルギー消費量全体の18%を水素が担うことが可能としています。ただ水素の大量導入には、年200~250億ドル、2030年までの累計で2800億ドル(約32兆円)の投資を要するとのことで、世界経済が好調に推移し新たな投資先を模索している今だからこそ、一気に進めてもらいたいものです。地球温暖化防止は世界中で喫緊の課題となっており、21世紀中盤はEVとFCVが自動車の主力車種になる可能性が高いと思われます。
(一部日刊自動車新聞より)