ベトナム財務相がこのほど政府に提出した「2018~2020年期自動車部品輸入税減税案」の中で、中古自動車輸入関税の大幅に引き上げを提案している。これにより一部の中古自動車の価格が新車を上回る可能性も出てきた。この提案書によれば、9人乗り以下では、税率を150%または200%とすることに加え、固定額を現行の5000米ドルから2倍の1万米ドルへ2倍引き上げる。10~15人乗りでは、税率は現行のままだが固定額を2500㏄未満で1万ドル、2500㏄以上で1万5000米ドルを提案。商用トラックに関しては税率150%、固定額7000米ドルに据え置くということだ。茲許東南アジア諸国の中古自動車輸入の締め出しが顕著になってきており、中古自動車輸出業者の中で不安な声が上がっている。
(一部日刊自動車新聞より)