豊田合成は19日、トヨタ自動車と共同で「新型サイドエアバッグ」を開発したと発表しました。これまでのエアバッグの構造を見直し、胸部や腹部など、体の部位ごとに合わせて適切に衝撃を軽減することで、欧米などの厳しい車輌の衝突安全アセスメントでの高評価に貢献する。新開発の「新型サイドエアバッグ」はトヨタの主力車種「新型カムリ」に採用され、今後は他のトヨタ車も含めて、年間約250万台に搭載される見通し。従来のサイドエアバッグは胸用と腰用の二つのエアバッグに分かれた構造だったが、今回開発された新製品は、肩・胸後用、胸前用、腰用の3バッグ構造で、衝突時に体の各部位に合わせてエアバッグを展開、衝撃を軽減させる。また3バッグの各内圧を車種ごとに最適化することで、大型車から小型車まで様々な車種に対応出来るとのこと。
(日刊自動車新聞より)