2008年9月のリーマンショック以降、先進各国で推し進められた量的緩和に代表される世界同時多発的異次元金融緩和政策ですが、FRBは他に先んじて巻き戻しを開始致します。問題はこれまでに例の無いくらい膨れ上がった、中央銀行の資産を巻き戻した経験も無く、バランスシートの縮小を粛々と断行するにあたり、市場がどのような反応をするのか全く未知数だということです。金利の正常化、中央銀行のバランスシートの縮小は今後思いもよらない影響を与える可能性が高いため、7月後半からは注視すべきでしょう。