シンガポールでトヨタ車などの販売代理店を務めるボルネオ・モーターズの親会社である英国インチケープは今月、ボルネオ・モーターズとトヨタ自動車の提携50周年に合わせ、西部パンダン・クレセントに新車両センター「ザ・インチケープ・センター」を開設しました。5500万シンガポールドル(約45億3200万円)を投じて10階建てのビルを新設、トヨタ車の販売、修理、塗装などの総合アフターサービスを提供するほか、ボルネオ・モーターズのオフィスも移転する。インチケープは、英国、南アフリカ、ロシア、北欧諸国、シンガポール、香港、中国、マカオ、ブルネイで自動車を販売、傘下のボルネオ・モーターズは、トヨタ自動車の他、スズキの代理店契約も締結している。今回のシンガポールの新センターは、インチケープが全世界で展開する拠点の中でも最大の費用を投じた施設。世界中の富が集結するシンガポールにおいて、インチケープの今回の投資の重要性を指し示すものと言えるでしょう。
(一部日刊自動車新聞より)