国土交通省が、主にネットで販売されている粗悪な発展途上国版チャイルドシートを使用しないように、注意喚起を始めています。通常の半値程度で販売されている7製品を衝突テストを行ったところ、全ての製品でダミー人形が飛び出すなど安全基準違反が見つかったとのこと。同省はチャイルドシートを選ぶ際、「Eマーク」の有無を必ず確認して欲しいと注意喚起しました。未認証チャイルドシートは、日本自動車部品工業会などが以前から問題視していました。一般的なチャイルドシートは1万5000円前後で販売されているのに対し、主にネットで販売されている未認証チャイルドシートは1400円~5000円前後とかなり安価で、若年層を中心に相当数が売れている。ただそのような製品は、ベルトを固定するバックルが破損し易い樹脂製だったり、本体の大部分が布製で衝撃吸収機能が無かったりと粗雑な作りとなっている。ネット通販の急拡大で、価格だけで飛びつく自動車ユーザーが多いのも現状で、今後も同様の問題は出てくると思われる。
(一部日刊自動車より)