5月16日に続き、本日野田毅前党税制調査会長、村上誠一郎元行革担当相、石破氏、中谷氏、野田女史、衛藤氏、額賀氏など、安倍政権と距離を置くメンバーを中心に、第2回の勉強会を行いました。今回の講師は、私も尊敬する元日銀理事の早川英男氏(現富士通総研エグゼクティブフェロー)でしたので、注目して見ておりました。黒田東彦日銀総裁の任期が残り1年を切りましたが、その間何度も聞かされた2%の物価上昇目標は達成できず、一方日銀の資産規模は2013年4月の量的・質的金融緩和政策(QQE)導入以降3倍に膨れ上がっていると指摘。早川氏は勉強会で、日銀は異次元緩和の出口において、「年間数兆円の赤字がしばらく続くという試算が出ており、今後もどんどん続けばそのロスもどんどん拡大していく」と指摘しました。折りしも15日~16日に掛けて、日銀金融政策決定会合が行われますが、黒田日銀総裁から出口戦略の話が出るのか否か、市場関係者及び私達は注目すべきだと思います。
(一部ブルームバーグより)