日産自動車が昨年市場に投入した新たな電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した小型車「ノート」、革新的な技術・アイデアでPCOTY(Planet Cars Of The Year)を受賞したと当サイトで何度かレポートさせて頂きました。ガソリンエンジンを発電用と割り切り電気モーターで駆動するこの自動車、約177万円からの価格帯で2リッターターボ仕様と同等の加速感+静寂性が得られるという理由から、絶好調の販売を維持。そして技術の日産のもう一つの宝刀「プロパイロット」の導入で中型ミニバン「セレナ」の販売も好調に推移しています。何度かレポートさせて頂いた、上記技術の横展開ですが、もうすぐ実現される見通しとなりました。5月24日に横浜市の日産本社で副社長のダニエル・スキラッチ氏は、「e-POWER」と「プロパイロット」が国内販売の勢いを生み出しているという見解を示しました。さらに同氏は今後の海外主力モデルに順次投入していき、ルノーや三菱自動車を含めたグループで、2020年までに10モデルに搭載する計画だと明らかにしたとのこと。国内市場では軽自動車と旧式HV車偏重が依然続いており、日産自動車として価格を抑制しつつ、先進性の有る車輌をラインナップすることで、軽自動車シェアの牙城を崩していく狙いだ。

(一部ブルームバーグより)