三菱ふそうトラック・バスは、大型トラックの一般整備に掛かる作業時間短縮に本格的に取り組む。補修部品の在庫管理や人材の適正配置を見直し、作業開始から顧客への引き渡しまでを48時間で完了することを目指していく。21年振りにフルモデルチェンジした大型トラック「スーパーグレート」に標準装備する運行管理システムも合わせて、時間短縮の取り組みを加速させる。また今回国内初とみられる「遅延保障制度」も新たに設定、商用トラックの稼働時間の最大化を約束するサービスとして他社メーカーとの差別化を図る狙いだ。今回の新制度で本社に専門チームを編成、各支店との協議を開始しすでに8割を超える割合で、48時間以内に引き渡しを完了させている。この水準は低くないものの、95%レベルまで引きあげていくことで、迅速なサービスをアピールしていく。商用トラックの稼働率向上は、トラックを利用する会社にとっては利益を生み出す必須アイテム、同社の新たな取り組みは運送会社やトラックユーザーにとって、心強い味方となると思われます。なお「遅延保障制度」によって支払われる金額は、2万円ということだ。
(一部日刊自動車新聞より)