日刊自動車新聞によると、トヨタ自動車と本田技研工業の2016年度のハイブリッド車世界販売は、両社合計で前年度比14.0%増の約165万9000台となり、2013年度以来3年振りに過去最高を更新しました。新型車の投入やHVモデルの追加などでトヨタ自動車は国内と海外で、ホンダは国内でそれぞれ販売を伸ばしました。トヨタの世界販売は、前年度比15.3%増の約143万5000台で過去最高を更新、世界販売に占めるHV車比率は約15.4%に達した。国内は微増だったが、欧州とその他地域の伸びが著しく、環境にうるさい欧州で販売を伸ばしているのは、特筆すべきことだと思います。一方本田技研工業は、「ヴェゼルHV」を含む国内販売が大きく寄与し、世界販売を押し上げた。ホンダの課題は、欧州市場でどこまで販売台数を今後伸ばせるかが肝となるでしょう。
(トヨタ自動車)
世界販売:1,435,000(+15.3%)
(国内):671,000(+4.8)
(北米):261,000(-6.8)
(欧州):319,000(+44.6)
(その他):184,000(+76.8)
世界販売における国内販売比率:46.8%
(本田技研工業)
世界販売:224,000(+4.0)
(国内):204,000(+4.0)
(北米):18,000(+3.0)
(欧州):100(-94.0)
(その他):1,900(+31.0)
世界販売における国内販売比率:91.1%